「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」


チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」8.5点
1980年代の冷戦下のアフガニスタン。チャーリー・ウィルソンというテキサス州選出の民主党下院議員の活躍によりアフガニスタンからソ連を退け、和平をもたらしたという実話?に基づくストーリー。
予告編などでは、女性に目がないお気楽政治家のチャーリー・ウィルソンが、ひょんなことから起こした奇跡という、お気楽な部分強調されていたように思う。
しかし、どうやらチャーリー・ウィルソンという政治家、正義感が強く、人脈も強力であり、とても優秀な政治家である。お気楽な部分を描くことで映画をコメディータッチにし、重い政治テーマをとっつきやすくしているのだろう。トム・ハンクスならではのヒューマンドラマだ。
やり手のCIA局員を演じたフィリップ・シーモア・ホフマンとのやりとりがとても楽しかった。
この人、いい味出てます。調べたら、私と年かわらんや〜ん。めっちゃおっさんに見えた。(私もそう見えてるのか、ショック)
ただ、あの富豪の婦人役はジュリア・ロバーツである必要性はあったのか?
最後にほのめかしていたのは911テロのことだろうか。
最近のアメリカ映画は政治メッセージがあるものが多く、楽しい。
でも、この映画、実話をベースにどれくらい膨らましているのだろうか?と思わせる。