「マイクロソフトCEO バルマー 世界「最強」の経営者」を読んで
- 作者: フレデリック・アラン・マクスウェル,遠野和人
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2003/01/17
- メディア: 単行本
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スティーブ・ジョブズをいろいろと調べていたら、google、マイクロソフトと興味が広がり、そのCEOたるスティーブ・バルマーの本を読んでみようと思った。
この本は、スティーブ・バルマーを通して、マイクロソフトの歴史が語られている。
先日読んだ「おもてなしの経営学」の著者である中島聡氏がwindows95、インターネットエクスプローラーなどのプログラミングを手掛けたとのことでマイクロソフトにちょっとだけ親近感をおぼえた。
しかしこの本を読んでみて、その親近感は消えた。マイクロソフトという会社は親近感が湧くような会社ではない。フェアーな会社とはほど遠い。
大きな利益を上げ、社会に貢献はしているのだろう。しかし、市場を独占することで、イノベーションを阻害してきた。
私にとってマイクロソフトの製品とは、OSにしろオフィスにしろ善し悪しは関係なく、他に選択肢がないから使用しているだけという側面が強い。
そんな会社がとてつもなく大きくなっている。これは良いことなのか?そんな会社が魅力的な製品を生み出すのは難しいだろう。ただ、栄枯盛衰、時代は変わり必ず沈んでいくのだろう。
最近すでにその兆候は出てきている。
そういった悪の面もあるが、このスティーブ・バルマーのビジネスマンとしての敏腕ぶりには感服した。