「勝間式利益の方程式」を読んで
- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2008/04/04
- メディア: 単行本
- 購入: 10人 クリック: 291回
- この商品を含むブログ (151件) を見る
勝間和代さんの本は、いつも書店の目に付くところに置いてあり、タイトルもひっかりがあるものが多い。どれもがベストセラーたる所以だろう。そんな勝間さんの利益を出すための方程式が丁寧に解説されている。
この方は、1日に3冊の本を読みこなしているだけに、精査された新しい情報のみが紹介されており、読むほうにも効率化、つまりメリットをもたらしてくれる。そら売れるはずだ。この人自身が利益の方程式だ。
今回の本も内容的には基本に忠実なことが書かれており、共感できるものも多いが、その中に見落としていた重要なことが書かれていたりする。すなわち、漏れだ。その漏れをひとつでも発見することができるだけでも大きな収穫だろう。私も何点か発見できた。
特に、印象的なのは、顧客獲得コストの下げ方についてである。著者は「商品名にとんがりを作るとか、他には無い特徴付けてそこの着目してもらう等、顧客が喜んで話題にしたがるような仕組みを埋め込むと顧客獲得コストが著しく下がる」とクリアーカットに書かれている。私自身、意識しているつもりでも重要でない点に意識がいってしまい、効率が下がっていることが多い。そんなありがちな点を指摘してくれている。
この人のライフスタイルから得られている力は伊達ではない。