「I Want You」Marvin Gaye

I WANT YOU

I WANT YOU

「I Want You」Marvin Gayeを購入。
超ビッグネーム、マーヴィン・ゲイをまだ買ってなかったんかい、的なアルバム。
私的には、以前購入した「Midnight Love」がどうもしっくり来ず、それから食指が伸びなかった。その後「What's Going On」を中古屋で購入したところ、違うCDが入っていたり...(泣)でマーヴィンには縁がないのかな、なんて思っていました。
「I Want You」の感想 : 最高!!
都会の夜を彩るお洒落なアルバム。捨て曲なし。いやぁ〜いいっすね。
マーヴィン・ゲイの声の裏返し方、鳥肌もの。
多くのシンガーが目指しているのも頷けますね。

「スティーブ・ジョブズ-偶像復活」を読んで

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

スティーブ・ジョブズ-偶像復活

スティーブ・ジョブズ-偶像復活」作者: ジェフリー・S・ヤング, ウィリアム・L・サイモン 著
最近、気になって仕方がない、本を発見したら読まずにおれないスティーブ・ジョブズの本。
この本はスティーブ・ジョブズの半生がとても詳しく、親切に書かれている。
すでに何冊か読んでいる私としては、ある程度のアウトラインは頭に入っているため、400ページ以上にも及ぶボリュームもすいすい読めた。まあ、何の予備知識なしでもこのスティーブ・ジョブズにまつわる話しは本当に興味深く、「事実は小説より奇なり」を地でいく面白さだ。
これだけ数々の偉大な業績を残してきた彼のガッツ、未来への確かなビジョン、これらは本当に勉強になる。
スティーブ・ジョブズは、未来に向けて現在どんな仕込みをしているのだろうか。
本当に目が離せない。
スティーブ・ジョブズのことを深く知りたくなった人におすすめ!

「ウェルチの「伝える技術」」を読んで

ウェルチの「伝える技術」

ウェルチの「伝える技術」

ウェルチの「伝える技術」」ビル・レーン 著
GEを世界的企業にのし上げた元CEOジャック・ウェルチのスピーチライターを務めた著者の作品。
GE(ジャック・ウェルチ)の事例、を紹介しながらプレゼンテーションの重要性が熱く語られている。結果的にジャック・ウェルチの考え方、人柄なども詳しく描かれており、そういった面からも楽しめるように作られている。
「最高以上」「持てる力の100%」を求め、徹底的にリストラを実行したという冷酷無比なイメージがあるジャック・ウェルチだが、この本では人間的な部分にもスポットライトを当てている。ウェルチも人間なんだと思えた。(当たり前だが...)
そして、伝える技術の面でもいろいろな角度から説明されておりとても勉強になった。
「人に伝える」意義を教えてくれる良著。

「iPod成功の法則」を読んで

iPod成功の法則―仕事は「ワガママ」を通せ!! (成美文庫 た- 16-1)

iPod成功の法則―仕事は「ワガママ」を通せ!! (成美文庫 た- 16-1)

iPod成功の法則」竹内一正 著

スティーブ・ジョブズの仕事術と生き方を分析し、その良い部分を大いに活用しようというビジネス書。
ビジネスコンサルタントである著者竹内氏は、松下電器産業アップルコンピューター→ゲートウェイという業界を語るに信用足る経歴があるからか、なかなか的を射た内容である。
最近、スティーブ・ジョブズに関連する本をこれでもかと読んでいる私としても、著者ならではの切り口で面白く読むことができた。
この竹内一正氏は、先日読んだ「神の交渉力」も含めスティーブ・ジョブズ関連でかなりの本を出していらっしゃるご様子。
軽く“打ち出の小槌”状態ですか。
竹内一正氏サイト http://www.office-kei.jp/index.html

「ランボー 最後の戦場」


ランボー 最後の戦場」8.0点
去年のロッキーに引き続き、スタローン往年のシリーズ復活!!!
舞台は軍事政権下のミャンマー。軍事政権による迫害を受けている国民へのボランティア活動をする団体(キリスト教)が軍事政権に拉致された。そんな彼らを助け出すというストーリー。
オープニングから実際の悲惨な映像に始まり、リアルな描写がラストまで続く。
あまりにも惨い軍隊による民衆への殺戮が続き、観客の怒りもピークに達する辺りでランボーが爆発する。ランボーは決して好戦的ではない。
ランボーは言葉は少ないが多くのメッセージを送っている。
シルベスター・スタローンという人は、観る人間の心を熱くさせる。
ストーリーにおける矛盾点など全く関係ない、スタローン・ワールド。素晴らしい。

周りで観ていた方々も男泣きしていたのが印象的だった。

「チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」


チャーリー・ウィルソンズ・ウォー」8.5点
1980年代の冷戦下のアフガニスタン。チャーリー・ウィルソンというテキサス州選出の民主党下院議員の活躍によりアフガニスタンからソ連を退け、和平をもたらしたという実話?に基づくストーリー。
予告編などでは、女性に目がないお気楽政治家のチャーリー・ウィルソンが、ひょんなことから起こした奇跡という、お気楽な部分強調されていたように思う。
しかし、どうやらチャーリー・ウィルソンという政治家、正義感が強く、人脈も強力であり、とても優秀な政治家である。お気楽な部分を描くことで映画をコメディータッチにし、重い政治テーマをとっつきやすくしているのだろう。トム・ハンクスならではのヒューマンドラマだ。
やり手のCIA局員を演じたフィリップ・シーモア・ホフマンとのやりとりがとても楽しかった。
この人、いい味出てます。調べたら、私と年かわらんや〜ん。めっちゃおっさんに見えた。(私もそう見えてるのか、ショック)
ただ、あの富豪の婦人役はジュリア・ロバーツである必要性はあったのか?
最後にほのめかしていたのは911テロのことだろうか。
最近のアメリカ映画は政治メッセージがあるものが多く、楽しい。
でも、この映画、実話をベースにどれくらい膨らましているのだろうか?と思わせる。

「おもてなしの経営学」を読んで

おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)

おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由 (アスキー新書)

「おもてなしの経営学 アップルがソニーを超えた理由」中島聡著
アップルがソニーを超えたという理由について興味があり、読んでみた。
この本は3章で構成されているのだが、タイトルになっている点は第1章に書かれている。
理由として、「あの時代のソニー特有の問題としていちばん注目すべきなのは、出井陣営と久夛良木陣営の対立に象徴される「スーツ族とギーク族の軋轢」ではないかと考えている。」となっている。なるほど。ただ、タイトルにするくらいなら、もう少し掘り下げて教えてほしかった。
ソニーipodを作れなかった理由に、ソニー自身がレコードレーベルを持っているというジレンマ、斬新な商品を開発するには大きすぎる会社の規模、事業部を跨ぐことの難しさなどをなぜ乗り越えなかったか。この本では、これらの側面からの考察を割愛しているが、これらの要因の個別の考察なしには語れないのではないだろうか。
ipodの発明したアップルは素晴らしい。だからといって、それがつくれなかったソニーがダメという理由には必ずしも結びつかないように思う。それは結果論だ。
第2章、第3章はとても興味深く、楽しく読ませていただいた。
特に第3章の対談は、とても面白く、あっという間に読んでしまった。
まぁ、タイトルのテーマとしては全くの消化不良だが、パソコン創世記の話しなどとても興味深く楽しめた分良しというところだろうか。